プロダクト戦略部門のグローバル統括責任者にキンバリー・スタフォード アジア・パシフィック地域の統括責任者にアレク・カースマンが就任
カルフォルニア州ニューポートビーチ (2021年2月24日) - グローバル資産運用会社であるPIMCOは、現在マネージング・ディレクターであるキンバリー・スタフォードが、PIMCOのプロダクト戦略部門のグローバル統括責任者に就任することを発表いたします。現在アジア・パシフィック地域の統括責任者を務めるスタフォードは、今年半ばにニューポートビーチのオフィスに帰任し、伝統的プロダクト戦略並びに、プライベート戦略およびヘッジファンドを含むオルタナティブ戦略を統括いたします。
新しいアジア・パシフィック地域の統括責任者には、マネージング・ディレクターで現在は米国ウェルス・マネジメント事業の戦略的パートナービジネスを統括しているアレク・カースマンが就任いたします。スタフォード、カースマンの両氏はPIMCO最高経営責任者(CEO)のエマニュエル・ローマンの直属となります。
その他の役員人事についても発表いたしました。マネージング・ディレクターで伝統的プロダクト戦略を統括するデービッド・フィッシャーは、マネージング・ディレクターでPIMCO Investments LLCの社長を務めるエリック・サザランドと共に、米国ウェルス・マネジメント事業の戦略的パートナービジネスの共同統括責任者に就任いたします。フィッシャーは、13年にわたってプロダクト戦略部門のリーダーを、またPIMCOのクローズエンド型ファンドのトラスティも務めました。フィッシャーはニューヨークに拠点を移します。フィッシャーとサザランドは、マネージング・ディレクターで米国ウェルス・マネジメント事業の統括者であるグレゴリー・ホールの直属となります。また、香港を拠点とするマネージング・ディレクターで、ヘッジファンドおよびクオンツ戦略の統括責任者であるライアン・コリンケは、ニューポートビーチのPIMCOエクゼクティブ・オフィスのメンバーに就任し、ローマンの直属となります。
スタフォードは、5年間にわたりPIMCOエクゼクティブ・コミッティーのメンバーを務めてきました。今後は、マネージング・ディレクターで共同最高執行責任者(Co-COO)でもあり、PIMCOファンドの会長を務めるピーター・ストレローと共に、PIMCOファンドのトラスティとして務めることになります。スタフォードは、2017年からアジア太平洋地域の統括責任者を務め、PIMCOに入社以来21年の間に様々な要職に従事してまいりました。コンサルタント・リレーション・グループの統括責任者兼、米国機関投資家向けオルタナティブ・マーケティング・グループ統括責任者、人事及び人材管理部門のグローバル統括責任者、サステナビリティ・イニシアティブのグローバル統括責任者、エグゼクティブ・オフィスのメンバー、コンサルタント・リレーション・グループのアカウント・マネージャーなどです。
CEOのローマンは、「スタフォードは、この約20年間でPIMCOの殆どの業務に携わってきたといえるでしょう。彼女は戦略的思考力を有し、社員のモチベーションを向上させ、メンターとして社員を育てることができる、生来のリーダーです」と評しています。また、「お客様と良好な関係を維持するうえで彼女が培ってきた知見は、今後、PIMCOが伝統的プロダクト戦略並びにプライベート戦略の両方を発展させるためには、欠くことのできないものです」と述べています。
カースマンは、10年以上にわたってPIMCOのラテンアメリカの事業拡大を牽引してきました。直近では、顧客との関係構築のノウハウを米国ウェルス・マネジメント事業に活かすための重要な役割を担ってきました。「カースマンが有する規制環境に対する深い理解と実績のある戦略的リーダーシップは、過去4年間にわたってスタフォードが率い、拡大してきたアジア・パシフィック地域におけるPIMCOのビジネス基盤をさらに強固にする上で、大いに役に立つと思います」とローマンは述べています。
引継ぎに際しては、アジア・パシフィック地域の優秀なリーダーシップ・チームと経験豊富な投資プロフェッショナルがカースマンをサポートいたします。また、マネージング・ディレクターでPIMCOエクゼクティブ・オフィスの副会長でもある、ジョン・スタジンスキーは、引き続き同地域の経済・金融業界、政府関係者、NGOの指導者たちとの関係構築および関係拡大の役割を担います。
フィッシャーとサザランドについて、ローマンは次のように述べています。「フィッシャーは、PIMCOの商品戦略について幅広い知識を有しており、米国ウェルス・マネジメント事業における戦略的パートナーの重要性についても熟知しています。またサザランドは、同事業の市場や顧客について熟知しています。二人の人材が合わさることで、重要なウェルス・マネジメント事業における統括責任者の円滑な引継ぎができると考えています」。
また、コリンケのエクゼクティブ・オフィスへの任命について、ローマンは「ヘッジファンド戦略が提供しうるお客様のポートフォリオでの役割について、コリンケは深い見識を持っています。彼の細部にまで注意を払い、熟考するアプローチによって、ヘッジファンド戦略に投資をする世界の多くのお客様との関係を良好に保つことができています」と述べています。「彼はクリエティブでかつ、分析力に長けた思考の持ち主で、PIMCOカルチャーを体現していると、多くの社員からも尊敬されています。」とも語っています。