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グローバル・アドバイザリー・ボード(GAB)

PIMCOのグローバル・アドバイザリー・ボード(GAB)は、経済や政治問題に関する世界的に著名な専門家で構成されるチームです。

GABのボードメンバーは、世界の経済や政治、戦略的な動向と、それらが金融市場に与える影響に関する深い洞察をPIMCOに提供します。現在は、議長を務めるベン・バーナンキ氏の他、ジョシュア・ボルテン氏、ゴードン・ブラウン氏、マーク・カーニー氏、ミッシェル・フロノイ氏で構成されています。

本ボードは年に数回、PIMCOのニューポートビーチ本社や世界各地のオフィスにて会合を開きます。また、経済展望とその市場への意味合いについてPIMCOの投資プロフェッショナルが議論する、短期および長期経済予測会議(フォーラム)にも参加します。フォーラムでは著名なゲスト・スピーカーによるプレゼンテーションに加え、PIMCOの投資プロフェッショナルによる議論を深めるべく、ボードメンバーもそれぞれの見識を述べます。このように、ボードメンバーの専門性や洞察は、PIMCOの投資プロセスにおいて貴重な情報を提供してくれます。

グローバル・アドバイザリー・ボードは、マクロ経済の思想家と政策立案経験者からなる比類ないチームです。

PIMCOグローバル・アドバイザリー・ボード(GAB)のメンバー

ベン・バーナンキ

米連邦準備制度理事会(FRB)元議長、米ブルッキングス研究所特別研究員

バーナンキ博士はPIMCOのシニア・アドバイザーで、米ブルッキングス研究所の経済研究特別研究員。同氏の経済に対する見通しと見識によりPIMCOの運用プロセスに貢献し、時に顧客との会合にも出席する。2015年4月にPIMCOのアドバイザーに就任する以前は、2006年2月から2014年1月までの間、米連邦準備制度理事会(FRB)議長を務めた。また、2005年には米大統領経済諮問委員会の議長に就任。1985年から2002年まで米プリンストン大学経済学部教授を務めた。2022年にノーベル経済学賞を受賞。経済や金融問題について数多くの記事や論文を発表、複数の学術書と2冊の経済学教科書を発行した。米マサチューセッツ工科大学(MIT)より経済学博士号、米ハーバード大学より学士号を取得。
Ben Bernanke

ジョシュア・ボルテン

ビジネスラウンドテーブル社CEO/社長、元米大統領首席補佐官

ジョシュア・ボルテン氏は、米国の有力企業のCEOの集まりである、ワシントンDCの米ビジネスラウンドテーブル社の社長兼最高経営責任者(CEO)。2011年から2016年の間、共同で設立した国際経済政策のアドバイザリー企業である「ロック・クリーク・グローバル・アドバイザーズ」のマネージング・ディレクターを務めた。ジョージ・ブッシュ政権において、政策担当の次席補佐官を務めた後、2003年から2006年にかけては行政管理予算局長、2006年から2009年にかけては大統領首席補佐官を歴任。米プリンストン大学の学士号、米スタンフォード大学の法学位を取得。
Joshua Bolten

ゴードン・ブラウン

英国前首相および英国元財務大臣

ゴードン・ブラウン博士は2007年6月から2010年5月まで英国元首相を務める。1997年から2007年まで英国財務大臣を務め、その在任期間は過去2世紀のおける最長の在任期間となった。英エジンバラ大学で歴史学博士号を取得。国会議員になる以前には大学の講師を務めた。著作も数多く、政府退任後は国連のグローバル教育担当特使となり、世界経済フォーラムのグローバル戦略インフラストラクチャー・イニシアティブの議長に就任。
Gordon Brown

マーク・カーニー

国連気候変動対策・ファイナンス担当特使、元イングランド銀行総裁、元カナダ銀行総裁

カーニー氏は2019年12月、国連気候変動対策・ファイナンス担当特使に任命される。2013年から2020年3月にはイングランド銀行総裁ならびに金融政策委員会、金融監督委員会、健全性監督委員会の議長を務めた。また、2011年から2018年まで金融安定化理事会(FSB)議長、2017年から2020年まで国際決済銀行(BIS)の経済協力総裁会議議長を務め、欧州システミックリスク理事会の筆頭副理事長、グループ・オブ・サーティー(G30)のメンバー、世界経済フォーラム評議委員会のメンバーでもある。米ハーバード大学経済学士、英オックスフォード大学で経済学修士号および博士号を取得。ロンドン、東京、ニューヨーク、トロントで、ゴールドマン・サックス証券に13年勤務後、2003年から2004年までカナダ銀行(中央銀行)の副総裁を務めた。その後、カナダ財務省上級次官補として勤務ののち、2008年にカナダ銀行総裁に指名され、2013年まで在任。
Mark Carney

ミシェル・フロノイ

米国防政策・国家安全保障の専門家、元米政策担当国防次官

ミシェル・フロノイ氏は、ウエストエグゼク・アドバイザーズの共同設立者およびマネージング・パートナー。以前は、新アメリカ安全保障センター(CNAS)の共同設立者として最高経営責任者(CEO)を務め、現在、当センターの理事会メンバー。2009年から2012年は政策担当国防次官を務めた。国家安全保障および防衛政策の策定、軍事計画および活動の監督、国家安全保障会議の審議における国防長官の主たるアドバイザーとして従事。また、外国の防衛政策への関与では米国防省代表を数多く務めた。2007年には、強固かつ実利的で原則に基づいた国家安全保障政策の立案を専門とする、超党派のシンクタンクであるCNASを共同設立。2009年までCNASの所長を務め、2014年にCEOとしてCNASに復帰。2017年には、戦略助言会社であるウエストエグゼク・アドバイザーズを共同設立。クリントン政権では、戦略および脅威削減担当の国防主席副次官補、戦略担当国防副次官補を務めた。フロノイ氏はまた、広範囲に及ぶ防衛および国家安全保障問題に関し、いくつかの本の編集を手掛け、多くのレポートや記事を執筆。ハーバード大学で社会学学士号を、また、ニュートン・タトゥム奨学生だったオックスフォード大学ベリオール・カレッジで国際関係学修士号を取得。
Michèle Flournoy
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